カワスイ飼育担当クルーの生きものトリビア<新たな魅力AtoZ>
実は知らないことがいっぱい!? ウナギ編

みなさん、こんにちは 10階の魚類の飼育クルーをしている橋本です 今回は<新たな魅力AtoZ>の“U”から始まる生き物紹介したいと思います 。    

みんな知ってるこのフォルム

今回紹介するのは“U”NAGI、ウナギです。 カワスイで展示しているウナギは二種類います。 一種目がこの“ニホンウナギ”です。 体長は1mほど 生息地は本州から九州そして朝鮮半島などにも広がっています。 よく土用の丑の日にウナギを食べよう!なんて言ったりしていますが 野生にいるニホンウナギたちは乱獲などよって 絶滅危惧種としてレッドリストに記載されています。 そのため蒲焼きなどで食べるウナギはほとんど養殖や 輸入された海外のウナギを私たちは食べています。      

で、でかい

カワスイで展示している 2種目のウナギが“オオウナギ”です。        
ただでかいウナギではなくニホンウナギとは違う種類です 体長は約2mを超えるものもいるそうです。 生息地は南日本やインド、太平洋などの熱帯地域に生息しています。 体のフォルムもニホンウナギよりもずんぐりしているのが特徴です。        

生では食べられない

 このオオウナギ実は毒があります オオウナギの血には「イクシオトキシン」というタンパク質の毒が含まれています 熱を通すと毒は分解されるので火を通さないと食べることはできません。

ウナギの一生について

みなさんはウナギがどうやって大人になるのか知っていますか?
住んでいる川でずっといる訳ではありません。 実はウナギの卵が孵化して成長していくのは 川ではなく海の中です。 海の中と言っても川の近くの海ではなく 日本から遠く離れた西マリアナ海溝というところに産卵し 水流に乗って日本の方へ向かって行きます。 卵からかえり海の中を浮遊する姿を「レプトケファルス」 川の河口に近くまで行くと「シラスウナギ」の姿に変態をします。 そして川を上って行くに連れてみなさんが知っているウナギの姿になるのです このようにウナギは遠い海に行き、命を繋いでいるのか 実はまだわかっていない謎多き生き物それが”UNAGI
 

10F 多摩川エリア
オセアニアゾーンにて展示しています

ぜひカワスイに来たときは見てくれると嬉しいです

〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 ルフロン 10F 電話番号  044-222-3207
営業時間  10:00-20:00(最終入館:19:00)