このコラムは、アルファベットのAからZに絡めてカワスイの生きものを紹介していきます。
みなさん、こんにちは!飼育担当クルーの林です。主に、南アメリカゾーン、アマゾンゾーンの魚の飼育担当をしています。
今回の生きものは<新たな魅力AtoZ>の”K”から始まる生きものをご紹介していきます!
何やら黄色の派手派手しいカエルが・・・
![](http://lefront.net/wp-content/uploads/2022/05/画像①.jpg)
こちらはキオビヤドクガエルという南アメリカの熱帯雨林に生息しているヤドクガエルの仲間です。
写真の通り自然界にこんなに目立つ動きまわる『黄色のカエル』がいれば、当然外敵となる鳥や爬虫類などに見つかる確率が上がってしまいます。
ですが、彼らはあえて目立っているんです!
例えば、日本には刺されたら痛い「ハチ」がいます。みなさんはハチを見かけたら刺されたら怖いと思って逃げますよね??
ハチは黄色と黒色のボーダー柄をしているのですぐに分かります。
これを警告色といい、自分たちに近づくと毒針で刺してしまうぞ!!と警告するための体色なんです。
それと同じように黄色をしたキオビヤドクガエルをはじめとして青や黄緑、赤などの鮮やかな体色をしたヤドクガエルたちも毒を持っています。あえて目立つことで、自分たちを食べたら危険だぞ!!ということを示しているんです!
![](http://lefront.net/wp-content/uploads/2022/05/画像②.jpg)
![](http://lefront.net/wp-content/uploads/2022/05/画像③.jpg)
また、キオビヤドクガエルは上の写真のように個体によって模様が違います!!
柄の違いを活かして個体識別を行い、エサをしっかり食べているかな?という観察や体重計測に役立てています!
4月29日(金)から新しく
飼育員解説に「カエル編」が加わりました。
飼育員が毒を持つカエルや、
色鮮やかなカエルの生態をご紹介します
https://kawa-sui.com/events/17
開催日:月・水・金
開催時間:12:00~(約10分間)
![](http://lefront.net/wp-content/uploads/2022/05/image_processing20220408-1-1uglpws.png)
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