みなさん、こんにちは!
飼育担当クルー館澤がお届けする今回の主役は… まん丸な目が愛くるしい”F”で始まる生きもの「フクロモモンガ」です。
飼育担当クルー館澤がお届けする今回の主役は… まん丸な目が愛くるしい”F”で始まる生きもの「フクロモモンガ」です。

モモンガ?!フクロモモンガ?!
フクロモモンガを略してモモンガというわけではありません。
モモンガはリスの仲間で、フクロモモンガはコアラやカンガルーの仲間で、全く違う種類の生きものなんです。モモンガとのわかりやすい一番の違いは、フクロモモンガのメスのお腹には赤ちゃんを育てる袋(育児嚢)があることです。
カンガルーのように、未熟な状態で産んだ赤ちゃんをある程度大きくなるまでお腹の袋の中で育てます。

そして、小さな体に大きな目、少し突き出た鼻先。頭から背中にかけて、濃い茶色のラインが入っているのも特徴です。
生息地ではオーストラリア周辺の温帯から熱帯の森林で、樹上の薄暗い環境に群れを作って暮らしている、とても警戒心の強い夜行性の動物です。

カワスイのフクロモモンガファミリー

カワスイには現在4匹の家族が暮らしています。
お父さん、お母さん、昨年10月に生まれた男の子、今年4月に生まれた男の子です。
お母さんのお腹の袋から出てきたとき、毛はすっかり生えそろってフサフサでしたが、目はまだ開いておらず、体の色も親より薄い茶色をしていました。
大きな声を出してはいけないと思いつつも悶絶するかわいさでした!

成長する早さには目を見張るものがあり、今はすっかり親と変わらない大きさです。
毎朝「みんな元気かな?」と4匹の様子を確認するのですが、見分けるのが難しくなってきた今日この頃…。
とはいうものの、実はオスとメスを見分けるのは簡単なんです。
オスは自分の縄張りをアピール(マーキング)するために、おでこに臭腺があり、ちょっぴり毛が薄くなっています。
毎朝「みんな元気かな?」と4匹の様子を確認するのですが、見分けるのが難しくなってきた今日この頃…。
とはいうものの、実はオスとメスを見分けるのは簡単なんです。
オスは自分の縄張りをアピール(マーキング)するために、おでこに臭腺があり、ちょっぴり毛が薄くなっています。

そのため、カワスイの家族で、唯一のメスであるお母さんだけはすぐに見つけられると思いますよ。
好奇心旺盛な子どもたちは私たちクルーに飛び乗ってきたり、時には長靴に入り込むことも。
とても小さくてすばしっこいフクロモモンガたちの部屋では、彼らを踏んでしまわないように十分気を付けなければいけません。

最近ではペットとしてフクロモモンガを迎え入れる話も多く聞くようになりましたので、フクロモモンガたちが何を食べているかをご紹介します!
野生では昆虫、動物の卵、木の実などを食べる雑食性の生きものなので、カワスイでも旬の野菜や果物、昆虫を日替わりで用意しています。小さな体では多くの量を食べられないので、栄養をぎゅっと閉じ込めたスムージーやフクロモモンガ用のフードなどもあげています。
カワスイでは、全ての生きものたちができる限り自然に近い生活を送れるように工夫しています。
人間とは逆転生活!
フクロモモンガは夜行性。日中は家族そろってポーチの中でぐっすりと眠っています。
カワスイでは夕方から皆さんの前に姿を見せてくれますので、ご来館の際はぜひ昼間とは違った夜のカワスイをお楽しみください。

カワスイ イベントはこちら↓