カワスイ飼育担当クルーの生きものトリビア<新たな魅力AtoZ>
幸せを呼ぶ守り神 トッケイヤモリ

みなさん、こんにちは。
飼育担当クルーの五十棲です! 今回の<新たな魅力 A to Z>でご紹介するのは・・・
頭をひょっこりと出し、大きな目でこちらを見つめている、隠れることがとっても得意な “G”から始まる生きもの、“Gekko gecko”です! Gekko gecko というのは学名で、和名を「トッケイヤモリ」といいます。 現在カワスイでは雄と雌それぞれ 1 頭ずつ、計 2 頭を飼育しています。

幸せを呼ぶ守り神

突然ですが、「ヤモリ」とは漢字でどのように書くかご存じでしょうか?
「家」を「守」る、と書いてヤモリと読みます。その意味の通り、ヤモリは民家に住み着き 害虫を食べてくれる存在として、日本でも昔から大切にされてきた生きものです。 トッケイヤモリは東南アジアに生息している生きものですが、地域によっては「トッケイヤ モリの鳴き声を 7 回聞くと幸運が訪れる」と大切にされているようです。
そんなトッケイヤモリの鳴き声はその名の通り、「トッケイ」と聞こえます。

性格は攻撃的!?

幸運の象徴にもなっているトッケイヤモリですが、実はかなり攻撃的な性格です。 トッケイヤモリがいる水槽をのぞき込もうとすると、口を開けて威嚇してくることもしば しばあります。
しかし、カワスイが開業してから1年経ち、だんだん慣れてきたのか最近ではごはんをあげ ようとすると、ひょっこりとお顔を出してきてくれるようになりました!

動き方はまるで忍者

トッケイヤモリを含む、ヤモリたちは吸着性のある足裏でデコボコした木の幹を這い上が ったり、ツルツルしたガラスの壁や天井に張り付くことができます。

「指が吸盤のようになっているのかな?」と思う方が多いかもしれませんが、ヤモリの指に は吸盤のような構造はありません。 とてもとても小さく細い「毛」がたくさん生えているだけなんです。この「毛」が壁などの 凹凸に合わさることで張り付くことが可能になっています。 近年では、ヤモリの足裏の構造が壁面を走行するロボットに応用されたり、足裏構造からヒ ントを得た接着テープが誕生しています。 私たちの生活の中にはこのように生物からヒントを得ているものがあるんですね!

オセアニア・アジアゾーンで展示!

トッケイヤモリは、カワスイ 10 階のオセアニア・アジアゾーンにて展示をしています。
ぜひ観察しにきてください!

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