カワスイ飼育担当クルーの生きものトリビア
〈新たな魅力A to Z〉〜 カエル界のパリコレモデル編〜

皆さん!はじめまして!

飼育担当クルーの藤田です。主に、南アメリカゾーンやアマゾンゾーンの魚の飼育を担当しています。
この度、こちらのページで「カワスイ飼育担当クルーの生きものAtoZ」を新たに始めることになりました!飼育担当クルーならではの目線でカワスイの生きものたちの新たな魅力〈A to Z〉を発信していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

さてさて、記念すべき1回目は、こちらの生きものをご紹介いたします。

さあ、どこにいるか見つけられましたか?

正解はこちら!

拡大してみると…..ちょっぴり眠そうです(笑)

こちらはアカメアマガエル(学名:Agalychnis callidryas)
夜行性のカエルで、日中は器用に手足を体の内側に収め、葉に擬態をしながら身を隠して寝ています。夜になると地上に降りてえさを探すため動き出します。この状態でガラスにくっついているとき、お客さまにピーマンかと思ったと言われたこともあります。

この姿だとあまり馴染みの無い方も多いと思いますが、起きるとこんな感じです。この姿は見たことがある方も多いのではないでしょうか。

カエル界のパリコレモデル

この細長い手足はまるで、パリコレモデルの様ですね。私もカエルに生まれ変わることがあるとすればアカメアマガエルが良いなぁなんて思います。学名のAgalychnis callidryasは「輝いた木の妖精」という意味もあるようです。

ちなみに、このアカメアマガエル。毒々しい見た目ではありますが、実は毒は持っていません!カワスイには体から毒を分泌するヤドクガエルたちもいますが、彼らは敵から身を守るために「毒」を習得しました。では、アカメアマガエルは危険が迫ったとき、どうやって身を守っているのでしょうか。

それは「色」です。

敵が現れると、赤色の目をパッチリと開き、オレンジ色の足、青色の脇腹を開き、相手に見せます。その色に敵が驚いている間に逃げると言われています。

カワスイには敵という敵はいないので、あまりその姿は見られませんが、飼育担当クルーがちょっと葉っぱに触ったりするとパッと目を開けます。最近では慣れてきたのか、触っても起きないこともありますが…。

体重測定

そんなアカメアマガエルですが、体重測定の時はさすがに嫌がります。さっきまで寝ていたのに、この細長い自慢の手足を使ってぴょーんと10㎝くらいジャンプします。その瞬発力はさすがなものです。生きものって思っている以上にすごいんですね。

日中はこんな姿をお見せることはなかなか難しいですが、ずっと観察をしていれば見られるかもしれません!ぜひ、みなさん会いに来てください!それでは!

次回は、「1部制になったカワスイの楽しみ方」編をお届けします!

開業時より行っていた昼の部・夜の部の2部制から、1部制の終日営業に変更となりました。今後は全てのチケットで昼と夜それぞれの演出や生きものたちの観賞をお楽しみいただけます。
4月~9月は、「夏カワスイ」として18:00より、10月~3月は、「冬カワスイ」として16:00より、日の入り時間に合わせて夜の演出へと切り替わります。
時間を気にすることなく、ゆったりとカワスイでの時間の移ろいを感じていただきながら、昼行性と夜行性の生きものたちとの出会いをお楽しみください。

カワスイ イベントはこちら↓

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