今回のコラムでは、カワスイを違った視点からお楽しみいただくべく、「カワスイクルーのお仕事」について紹介いたします。
カワスイクルーのお仕事を知ることで、カワスイや生きものたちの新たな魅力を見つけるきっかけとなると嬉しいです!
~動物担当クルーのとある1日~

◆オニオオハシの給餌&トレーニング
オニオオハシの餌は、リンゴ、バナナ、ブドウ、トマト、サツマイモなどのフルーツや野菜に加えて、たんぱく質を摂るためにゆで卵やササミを混ぜ合わせています。より新鮮な餌をあげられるように、餌をあげる直前に細かく切り刻んでいるのがポイントです。
また、動物たちのエンリッチメント(動物たちの飼育環境に工夫を加えて、飼育環境を豊かで充実したものにしようという試み)の観点から、季節のフルーツも与えており、今の季節にはイチゴも与えています。
見た目も鮮やかで、ヘルシーで美味しそうですね。

また、生きものたちのトレーニングを通してコミュニケーションを密にとることでクルーと生きものたちの信頼関係を深めています。
今では、クルーを見つけると、オニオオハシが飛んできて腕にとまるほど信頼関係を築いています。

このように、日々コミュニケーションを重ねることで、体調が悪い時にすぐに気づくことができたり獣医さんの治療をスムーズに受けてもらうことができるんです。
毎日11:30からアマゾンゾーンで開催している飼育員解説で、クルーとオニオオハシのトレーニングの様子をご覧いただくことができます。
◆ナマケモノたちの出勤!
11:00ごろ、 獣舎で眠っていたフタユビナマケモノが起床しました。

ナマケモノは夜行性なので、日中は眠っていることが多いのですが、起き次第アマゾンゾーンの展示スペースに移動します。
獣舎から、展示スペースへの移動は、ナマケモノ自身で移動していきます。カワスイクルーが木の棒を立てかけると、ナマケモノがロープから木の棒へぶら下がりながらゆっくりと移動していきます。




この日は、カワスイに2頭いるナマケモノのアコとピコがどちらも展示スペースへ出ています。
木の影に隠れて丸くなっていることもあるので、ナマケモノが見つけられないときは、お近くのカワスイクルーのお気軽にお声がけください。
一緒に探してみましょう!

◆カピパラ水槽の潜水清掃

カピバラ水槽の潜水清掃カピバラ水槽の潜水清掃も動物担当クルーのお仕事です。カピバラやナマケモノたちがいるアマゾンデッキの横の水槽では、カピバラが水浴びして泳いだりするほか、うんちやおしっこをしています。
これは、野生のカピバラたちが暮らすアマゾンでは、自分の糞尿の匂いで天敵に気づかれないように水の中で用をたすことからの習性です。
そのため水槽の水が汚れやすいので、定期的にクルーが潜水して掃除をしています。長細いパイプやホースを組み合わせた手作りのお掃除グッズで汚れを吸い出していきます。
今回紹介したお仕事以外にもカワスイクルーのお仕事はまだまだたくさんあります。
営業時間中に行っている作業も多いので、生きもののことで質問があったり、聞いてみたいことがあったらお気軽にお声がけください。
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